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政治

2020年8月17日

ウイルス感染抑制が良好な国からの観光客、受け入れを検討

 シンガポールのオン・イエコン運輸相は、チャンギ空港の経営が成り立つためにはコロナウイルス発生前の40%の旅客が必要との認識を示し、ウイスル抑制状況がシンガポールと同程度かシンガポールより良好な国から互恵的に、観光客を受け入れる考えを示した。入国に際し14日間の待機を免除し、相手国にもシンガポール人の訪問に際し同様の措置を求める。
 
 運輸相に就任して初の、省の職員を前にしての訓示でオン氏は、14日間の隔離規則が外国旅行需要の妨げとなっていると強調。徹底的なウイルス検査で代用する考えを示した。
 
 シンガポールはチャンギ空港のハブ化を推進し世界でも屈指の空港に育て上げた。利用客は年間2,000万人(乗り継ぎ客を含む)で、1日1,000機以上の航空機が離着陸していたが、現在は150機で、旅客数は1日400人に落ち込んだ。
 
 オン氏は「ウイルス感染を抑制しつつ、旅客数を回復させることが今後の課題だ。空港開業当初と状況は異なるが、当時同様のハングリー精神、起業精神が必要だ」と述べた。

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