シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP第2四半期の完工高45%減、活動制限で工事停滞

経済

2020年8月14日

第2四半期の完工高45%減、活動制限で工事停滞

 マレーシア統計局によると、2020年第2四半期の完成工事高は前年同期比44.9%減の198億リンギ(約5,000億円)だった。減少は2四半期連続。新型コロナウイルスの流行で3月18日から活動制限令が敷かれた中、建設活動も制限されたことで下げ幅は前四半期(6.3%減)を大きく上回った。
 
 工事の種類別では、土木工事が55.2%減と落ち込みが大きく、住宅建築物は38.7%減、工場や商業施設など非住宅建築物は36.2%減だった。資本別の内訳は、民間部門が123億リンギ(約3,100億円)で全体の6割を占め、公的部門は75億リンギ(約1,900億円)だった。
 
 完成工事高は17年第2四半期に11.2%増を記録した後、19年第2四半期の0.8%増まで減速傾向が続き、同年第3四半期には0.6%減と約8年ぶりのマイナスに転落。その後、第4四半期には1.3%増に回復したものの、新型コロナの影響で20年第1四半期には再びマイナスに転じた。

(提供:亜州ビジネスASEAN

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP第2四半期の完工高45%減、活動制限で工事停滞