シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP6月の流通業売上高8%減、活動再開で下げ幅縮小

経済

2020年8月12日

6月の流通業売上高8%減、活動再開で下げ幅縮小

 マレーシア統計局が8月10日発表した2020年6月の流通業売上高は、前年同月比8.4%減の1,028億6,940万リンギ(約2兆6,036億円)だった。新型コロナウイルスの流行を受け、4ヵ月連続で減少。ただ、活動制限措置の緩和で下げ幅は4〜5月の2桁から縮小している。減免税効果で新車販売が伸びたことも後押しとなった。
 
 売上高の内訳は、◆卸売り=前年同月比8.7%減の489億7,160万リンギ(約1兆2,395億円)◆小売り=9.2%減の417億7,370万リンギ(約1兆573億円)◆自動車販売=4.5%減の121億2,410万リンギ(約3,069億円)――。いずれも2ヵ月連続で下げ幅が縮小し、金額は2ヵ月連続で前月を上回った。小売りでは必需品の食品や、市場・屋台での販売がプラスを維持。自動車分野では車両販売が0.2%増と、4ヵ月ぶりのプラスに回復した。

■第2四半期のサービス業24%減収


 同日に発表された20年第2四半期のサービス業売上高は、前年同期比24.0%減の3,356億リンギ(約8兆4,940億円)だった。サービス業に従事する労働者の数は3.1%減の370万人。給与・報酬の総額は6.4%減の235億リンギ(約6,378億円)に縮小した。

(提供:亜州ビジネスASEAN

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP6月の流通業売上高8%減、活動再開で下げ幅縮小