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政治

2020年8月5日

国が推進の決済アプリ、ほとんどの税の納入に利用可能

 シンガポールにてほとんどの納税が決済アプリ「ペイナウ」のQRコードを使い可能になる。内国歳入庁(IRAS)によると、納めることが可能なのは、個人所得税、法人所得税、不動産税、物品・サービス税(GST)で、IRAS税収の80%余りを占める。
 
 地場銀行最大手の政府系DBSの協力を得てのプロジェクト。納税者はデジタル身分証明番号のシングパス(企業の場合はコーポパス)でIRASの「マイタックス」ポータルサイトにログインし、ペイナウ加盟銀行のモバイルアプリを利用しペイナウのQRコードをスキャンし、納税する。
 
 加盟銀行は、DBS、OCBC、大華銀行(UOB)、メイバンク、中国銀行、中国工商銀行、HSBC、シティ、スタンダード・チャータード銀行。納税者は未納分の税など納税状態の最新状況を知ることもできる。IRASとDBSは、印紙税納入にもペイナウが利用できるようにする。
 
 IRASのアン・ソーチン納税管理部門責任者は、銀行の協力を得て多様なデジタル決済方法を提供することで、納税者のニーズ、好みに対応し、結果として迅速な納税につなげたいとした。

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