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社会

2020年7月30日

プロトンが中古車事業を本格化、年内に36店

 国産車メーカーのプロトンは7月29日、ディーラーでの中古車買い取り販売を本格展開すると発表した。昨年に一部店舗で試験的に開始しており、今年は全国の36店舗に広げる。拡大する需要を取り込むとともに、自社で中古車を認定することで再販価値を高め、新車の販売促進につなげる。
 
 ディーラーで車両を下取りし、認定証を付けて販売。エンジンなどの保証も拡充する。昨年に中古車管理(UCM)部門を立ち上げた後、現在は8店舗で展開し、運営手法の確立や査定士の育成などを進めてきた。本格展開にあたり、中古車を取り扱う店舗の新車販売に占める下取り利用率を10%以上とする目標を定めた。昨年6月に初めて中古車取扱店に指定された首都圏スランゴール州プチョンのディーラーでは、これまでに130台を下取りしている。
 
 新型コロナウイルス流行の影響で消費者の購買力が低下し、安価な中古車の人気が上昇している。マレーシア自動車協会(MAA)は、2020年上半期に中古車の販売台数が倍増したと報告。ニュー・ストレーツ・タイムズによると、特に地方で3万リンギ(約74万円)以下の車両が売れているという。

(提供:亜州ビジネスASEAN

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