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経済

2020年7月24日

マリーナ・ベイ・サンズ4~6月期は赤字、収入は97%減

 統合型カジノリゾートを運営するマリーナ・ベイ・サンズ(MBS)の4~6月期の利払い・税引き・償却前利益(Ebitda)は1億1,300万米ドル(約121億円)の赤字だった。売上高は96.7%減の2,300万米ドル(約25億円)。
 
 社会生活の維持に必須とみなされない業務の停止命令で、MBSは4月7日に閉鎖。6月19日に巨大ショッピングモール「ザ・ショップス」の営業を再開したが会員限定の再開だった。一般開放は7月6日。カジノ再開は7月1日で、ホテルは同17日から段階的に営業を再開した。会議センターは閉鎖が続いている。
 
 親会社のラスベガス・サンズはシンガポール、マカオでの設備投資を計画どおり実施すると表明。1年半にわたり収入ゼロでも業務を続けるだけの余力があるとした。
 
 MBSとライバルのリゾート・ワールド・セントーサは2社合計で90億Sドル(約6,953億円)の設備投資を政府に約束しており、これを怠った場合は高率の所得税を課せられる。
 
 MBSは飲食部門を中心に外国人職員の雇用契約を期限の第3四半期に打ち切るが、大半の職員は保持している。

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