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経済

2020年7月21日

チャンギ空港利用者、6月はわずかながら増加

 チャンギ空港の6月の利用客がわずかながら増加した。中国との往来規制を緩和したことと、乗り継ぎ利用を認めたことが貢献した。
 
 空港を運営するチャンギ・エアポート・グループ(CAG)によると、乗り継ぎ客を含めた6月の旅客取扱数は4万8,200人だった。しかし前年同月との比較では99.2%の減少だ。
 
 シンガポール航空(SIA)グループ(SIAとシルクエアー、スクート)の同月の搭乗客は同99.5%減の1万7,700人。現在、SIAグループが運航する便の客のみ、乗り継ぎができる。
 
 CAGが扱っている定期便は、短期滞在者の入国が禁止された4月の週170便に対し7月は300便。
 
 ウイルスの世界的感染拡大(パンデミック)の影響についてSIAは、「国境通過規制、旅行規制の緩和に向けた世界の動きは予想より鈍い。このため旅客は依然少ない」とした。保有する200機のうち140機の運航を停止している。
 
 一方、シンガポールを拠点とする格安航空のジェットスター・アジアは、バンコク、マニラ、クアラルンプール以外の都市への運航を今月いっぱい停止する。保有機数も減らし、社員180人を一時解雇する。

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