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経済

2020年7月21日

20年のパーム油輸出、前年超えも=商品相

 プランテーション事業・商品省は、2020年のパーム油製品の輸出額が650億〜700億リンギ(約1兆6,300億〜1兆7,600億円)になるとの予想を発表した。モハメド・カイルディン大臣が明らかにしたもので、新型コロナウイルス流行の影響はあるものの、インド中部など新市場への売り込みが奏功し、19年実績の637億3,000万リンギ(約1兆6,022億円)を上回るとみている。国営ベルナマ通信が7月16日付で伝えた。
 
 20年上半期のパーム油輸出額は前年同期比5.5%増の211億6,000万リンギ(約5,320億円)。パーム油由来製品を含むパーム油製品の輸出額は1.8%増の324億7,001万リンギ(約816億円)だった。
 
 同相はまた、新型コロナの影響で外国人労働者の採用を20年後半に停止する政府決定の影響について、「まずは活動制限令で打撃を受けた国民の雇用を優先すべき。またこうした環境の中でも生産性を向上し、パーム油の増産を目指す」と述べた。販売拡大に向けては、パーム油製品に健康上の利点があることを消費者にアピールしていくとした。

(提供:亜州ビジネスASEAN

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