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経済

2020年7月20日

第1四半期の投資認可額3割減、FDIが低迷

 マレーシア投資開発庁(MIDA)は7月16日、2020年第1四半期の投資認可額が374億リンギ(約9,384億円)だったと発表した。前年同期の539億リンギ(約1兆3,524億円)を3割下回る水準。新型コロナウイルス流行の影響で外国直接投資(FDI)が停滞し、国内直接投資(DDI)が全体の7割を占めた。全産業を合わせた認可数は892件で、1万9,100人以上の雇用創出が見込まれている。
 
 外国直接投資(FDI)は111億ドル(約1兆1,880億円)と、前年同期から6割減少。一方、DDIは263億リンギ(約6,600億円)となり、7%増加した。FDIは国別で、◆スイス=27億リンギ(約677億円)◆シンガポール=21億リンギ(約527億円)◆米国=20億リンギ(約502億円)◆中国=14億リンギ(約351億円)◆日本=9億リンギ(約226億円)――の順に多かった。産業別の内訳は、製造業が252億リンギ(約6,323億円)、サービス業が119億リンギ(約2,986億円)、農鉱業が3億リンギ(約75億円)だった。
 
 製造業ではFDIが106億リンギ(約2,660億円)と、前年同期から半減。一方のDDIは2.8倍の146億リンギ(約3,663億円)に拡大した。大型事業では、米医療機器メーカーのデクスコムや、スイスの電流・電圧センサーメーカー、LEMの工場設置計画があり、共にペナン州に進出する。製造業全体で1万5,688人の雇用創出が見込まれる。

(提供:亜州ビジネスASEAN

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