シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPウイルス感染者との接触検査を拡大、第2段階は当分続く

政治

2020年7月3日

ウイルス感染者との接触検査を拡大、第2段階は当分続く

 シンガポール当局は新型コロナウイルス感染者と接触した者に対する検査を強化する。行動制限の解除で住民の外出、交流が増え、感染者が増加しているためだ。
 
 共同宿舎などに住む外国人労働者以外の感染者数は、解除第2段階前の週4人に対し、現在は8人。増加は、監視、検査を強化した結果でもある。
 
 2日のリモート記者会見でウイルス特別対策班のガン・キムヨン保健相とローレンス・ウォン国家開発相は、封鎖解除後、感染者が増加した中国、韓国、日本と同じ過ちを犯さないと表明した。具体的には、感染者が確認された場合、接触した者のうち検査対象をこれまでより増やす。この結果、隔離される者も増えるという。ウォン氏は「検査網を広げる。当局はこれまで以上に果敢、迅速に行動し、濃厚接触者をもれなく突き止める」と語った。
 
 ウイルスの潜伏期間は2週間で、感染診断あるいは報告が遅れるケースも考えられるため、感染者はこの先増える可能性があるという。このため第2段階を数カ月維持する。

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPウイルス感染者との接触検査を拡大、第2段階は当分続く