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政治

2020年7月2日

得票差2%以内の場合は再集計、ウイルス患者は投票できず

 選挙委員会は1日、10日に投票が行われる総選挙について、当選者と次点の差が2%かそれ以下だった場合、得票数の数えなおしを行うと発表した。以前は候補者が再集計を要請する必要があったが、今回の選挙から申請が不要になる。
 
 投票が安全に行われるための措置も発表した。新型コロナウイルスに感染している可能性があるため自宅待機指示(SHN)を受けている者、急性呼吸器感染症の診断を受けた者、熱のある者には午後7~8時の特別時間枠を用意する。
 
 この間、投票所に詰める選挙委員は減らし、全員、感染から身を守るための機器を装備し、有権者が触れた投票所内設備を1回の使用ごとに消毒する。一般の有権者にはこの時間帯での投票を避けるよう要請する。
 
 新型ウイルス患者、および隔離命令を受けている者は投票権を行使できない。SHNを受けている有権者のうち、マリーナ・ベイ・サンズなど特別指定のホテルに収容されている者には機動チームが投票用紙を届けるため、部屋に居ながら投票ができる。
 
 今回、初めて票計数機を導入する。1回目の集計は手作業で、2回目は計数機で行う。投票結果の趨勢の推測に利用してもらうため、集計開始の際、最初の100枚の候補者別得票数を選挙委員会のウェブサイトに掲載する。

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