首相が選挙公約を発表、「いつもどおりの総選挙ではない」

　与党・人民行動党（PAP）書記長のリー・シェンロン首相は27日、PAPの選挙公約を発表した際、「今回の総選挙はいつもどおりの選挙ではない。数十年に1度という世界的危機の中での選挙だ」と訴えた。
 
　選挙公約の柱は「この危機をどう政府と国民が協力して乗り切るか」で、公約はそうした疑問への回答だという。
 
　演説はフェイスブックおよびユーチューブでライブ配信された。リー氏は「次期政権は大変な任務を負う。この先長期にわたり国民の生活に影響する重要な決定を多数、行うことになる」と述べた。
 
　党は新人候補27人すべてを発表したが、うちアイバン・リム氏は、軍隊時代、また職場で傲慢だったとの批判がソーシャルメディアで寄せられ、立候補を辞退した。