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経済

2020年6月25日

5月CPIは2.9%低下、大幅な落ち込み続く

 マレーシア統計局は6月24日、2020年5月の消費者物価指数(CPI、2010年=100)が117.9となり、前年同月から2.9%下落したと発表した。下げ幅は4月とほぼ同じで、少なくとも06年以降で最も大きい水準。世界的な原油価格の急落に伴ってガソリンが値下がりし、運輸(20.8%下落)が前月に続き2割の落ち込みとなった。生鮮食品と政府による価格統制品を除くコア指数の上昇率は1.1%で、前月の1.3%からやや減速した。
 
 CPI上昇率がマイナスだったのは、12品目のうち4品目。運輸以外では、住居・水道光熱費が2.6%、衣類・履物が1.2%、家具・家庭用品が0.2%のマイナスだった。
 
 食品・非アルコール飲料は1.1%上昇したものの、前月の1.2%からやや減速。肉類が2.7%、野菜が2.4%それぞれ上昇した一方で、乳製品・卵と砂糖・菓子類がそれぞれ1.2%、0.9%下落した。
 
 1〜5月のCPIは前年同期比で0.7%下落。運輸(9.1%下落)と衣類・履物(1.2%下落)だけマイナスで、食品・非アルコール飲料(1.1%上昇)など残り10品目はプラスだった。

(提供:亜州ビジネスASEAN
 

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