2020年6月24日
5月の新車販売、6割減の2.2万台も前月から回復
マレーシア自動車協会(MAA)が発表した2020年5月の国内新車販売台数は、前年同月比62.2%減の2万2,960台だった。4月の141台(99.7%減)からは増加。活動制限令が5月4日から「条件付き」に緩和されてディーラーが営業を再開し、6月13日にはマレーシア交通局(JPJ)による自動車登録の受け付けも再開したことで、販売が増え始めている。ニュー・ストレーツ・タイムズなどが22日付で伝えた。
セグメント別にみると、乗用車は前年同月比63.4%減の2万456台。商用車は48.5%減の2,504台だった。ブランド別ではプロドゥアが7,886台でトップ。これにプロトンが5,676台で続いた。1〜5月の全体の販売台数は前年同期比49%減の12万9,561台だった。
一方、5月の生産台数は1万2,286台で、前年同月から76.1%減少。1〜5月では前年同期比51.1%減の12万1,005台だった。
MAAは今後の新車販売動向について、慎重な見方を残しながらも楽観視。政府が6月半ばから年末にかけて乗用車の販売サービス税(SST)を減免する決定を下したことで、販売が回復するとみている。
(提供:亜州ビジネスASEAN)