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政治

2020年6月22日

上半期のフィンテック投資は5億Sドル、19%増加

 シンガポールに拠点を置くフィンテック(革新的金融技術)領域の新興企業に対する上半期の投資(6月15日までの実績)は4億6,200万S(約353億円)で、昨年上半期より19%多かった。
 
 BCGフィンテック・コントロール・タワーによると、中小企業向け金融サービス部門の企業への投資が最も多く、2億2,300万Sドル(約170億円)だった。小口銀行業務の技術に対する投資は6,700万Sドル(約51億円)、技術提供業者向け投資は6,500万Sドル(約49億円)だった。
 
 タイプ別では、開業資金、事業の初期段階(顧客が増え始める成長段階と経営が軌道に乗り安定化する段階)への投資より、新規株式公開や買収・合併(M&A)を意識する段階(シリーズCおよびC以降)への投資が多かった。
 
 フィンテック重視をシンガポール金融管理庁が表明したのは5年前で、BCGフィンテック・コントロール・タワーによると、ビジネス生態系が成熟しつつある証拠だという。同タワーはボストン・コンサルティング・グループとエキスパンド・リサーチの共同事業。

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