シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP第1四半期の就労者総数が2万人超減少、減少数で過去最大

経済

2020年6月16日

第1四半期の就労者総数が2万人超減少、減少数で過去最大

 人材省の発表によると、第1四半期の就労者総数(外国人メードを除く)は前期比2万5,600人減と過去最大の減少数だった。
 
 減少したのは主に外国人労働者だった。セクター別では、飲食業、建設、小売業で特に減少した。求人件数も2010年9月以来の最少だった。
 
 新型コロナウイルスの感染による活動制限で観光業が打撃を受け始めたのは2月で、ウイルス禍の影響が本格化したのはその後。このため第2四半期の労働市況はさらに悪化が予想されている。
 
 3月末時点の失業率は2.4%(外国人を含む)で、市民労働者(国民と永住者)の失業率は3.5%と昨年12月の3.3%より悪化した。
 
 第1四半期に解雇された者は3,220人。うち市民は1,537人だった。短時間労働または一時的解雇の対象となった者は4,190人で、前期の5倍。
 
 3月の従業員1人当たり有給労働時間は週平均44.4時間(昨年12月は44.7時間)で、超過勤務は同2.4時間だった。

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