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政治

2020年6月9日

感染渦中の選挙実施に向け選管、投票手順を発表

 選挙委員会(ELD)は8日、次期選挙においてはコロナウイルス感染を防止するための措置を投票所で講じると発表した。選挙は来年4月14日までに実施しなければならないが、ウイルス感染は長期にわたると公衆衛生の専門家は指摘しており、ウイルス禍収束前の選挙実施はほぼ確実なためだ。
 
 投票所はこれまでより220カ所増やし1,100カ所とする。選挙委員は互いに1メートル以上の距離を置いて職務に当たる。
 
 投票所に混雑を起こさせないため、ELDは特定の2時間の枠を各有権者に推奨する。時間枠は投票所入場券に記載する。年齢65歳以上の高齢者には朝の時間帯を推奨する。指定された時間枠での投票は義務ではないが、ほかの時間帯に投票所に来た有権者は通常より順番待ちの時間が長くなる可能性がある。
 
 投票所では有権者、選挙委員、立候補者ともマスク着用とソーシャル・ディスタンシングを守らなければならない。
 
 投票所入り口では検温を行い、熱のある者、呼吸器症のある者の入場を認めるかはELDが決める。
 
 有権者は手を消毒し、使い捨て手袋を付けた後、投票用紙を受け取る。用紙が菌で汚染される可能性を減らすためだ。書き込みは有権者持参の筆記用具でも構わない。
 
 ホテルなど指定施設での待機を命じられている有権者には特別の投票所を用意する。

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