国営石油ペトロナス、ミャンマーにLNG初出荷

　国営石油ペトロナスは、ミャンマーに液化天然ガス（LNG）を初出荷した。子会社のペトロナスLNGが先月と今月にタンカー2隻でヤンゴンにLNGを計19万立方メートル届けた。ニュー・ストレーツ・タイムズが6月4日付で伝えた。
 
　サラワク州のビントゥル港にあるペトロナスLNGの拠点でタンカー2隻にLNGを積み、ヤンゴン港に届けた。出荷先企業は中国本土の中国技術輸出入総公司（CNTIC）と香港のVパワーグループの折半会社であるCNTIC・Vパワーで、今年初めにLNG供給の契約を交わした。CNTIC・Vパワーは、ミャンマーで発電所3カ所を開発中で、出力は計900メガワット（MW）としている。
 
　ペトロナスLNGは、今後もCNTIC・Vパワーとの関係深化に努めると説明。急拡大するミャンマーのガス市場を支えることにも繋がるとしている。

（提供：亜州ビジネスASEAN）