シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP4月の外国人入国者数は748人、平均滞在日数は39日の長期

社会

2020年6月5日

4月の外国人入国者数は748人、平均滞在日数は39日の長期

 シンガポール政府観光局(STB)が発表した4月の外国人入国者はわずか748人と月ベースの過去最少を記録した。
 
 新型コロナウイルスの感染拡大を防止するとの理由で、観光、出張など短期滞在目的の入国を禁止したのが3月24日。160万人が入国した前年同月と比べ100%近い減少だ。
 
 平均滞在日数は39日と通常の3日を大きく上回った。短期滞在目的の入国者は入国から一定期間の在宅を義務付けられたためだ。
 
 入国者の国別内訳は、インドネシアが200人、タイが153人、マレーシアが96人。通常であれば1位の中国は18人にとどまった。
 
 1~4月の累計入国者数は前年同期比58%減の270万人。STBのデジタル転換担当者ポー・チーチュアン氏によると、世界のコロナウイルス感染状況は不安定で、国境再開は国内での活動制限の段階的緩和とは別個に行うという。
 
 政府は、ビジネス上、公務上必須の往来を互いに認め、入国後の隔離を義務付けない措置を8日、中国との間で開始する計画で、豪州、ニュージーランド、マレーシア、韓国とも同様の取り決めを結ぶ方針だ。しかし一般観光客を迎えられるようになるのは当分先の話だという。

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