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政治

2020年6月3日

「サーキットブレーカー」解除第1段階、学校も授業を再開

 社会・経済活動を制限する「サーキットブレーカー」解除第1段階の2日、学校が再開され生徒、学生にとっては久しぶりの級友との再会となった。一部の工場も業務を再開。事務所での作業が必要な会社員はマスク姿で出社したが、経済活動はまだ100%許可されておらず、商店はほとんどがシャッターを閉めたままだった。理容室では業務の全面再開が認められ、生え際の白髪が目立ち始めた人が髪染めに訪れる姿が見られた。
 
 ラジオ局FM89.3の番組でウォン国家開発相(コロナウイルス問題特別作業班共同委員長)は「国民は、制約を伴う新たな生活様式(ニューノーマル)に慣れなければならない。活動再開で人同士の接触が増え、ウイルス拡散の機会も増す。このため水門を一気に開放することはせず、段階的緩和の方策を取った」と語った。
 
 学校では生徒はマスク着用が必須で、歩く際は一列縦隊で、相手と1メートルの距離をとる。休み時間、下校とも分散方式だ。
 
 オン・イエコン教育相は、有効なワクチンが発見されるまで1年かそれ以上はかかる見通しのため、感染者がわずかになった今が学校再開に適切な時だと述べた。

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