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経済

2020年6月2日

ホテル業界失業3万人、労組が対策訴え

 労働組合の全国中央組織、マレーシア労働組合会議(MTUC)のアブドゥル・ハリム委員長は、新型コロナウイルスの流行によって国内ホテル業界で3万人が職を失い、1万人が無給休暇を強いられ、6,000人以上が給与を削減されたと明らかにした。同業界はコロナによって最も悪影響を受けていると強調し、政府に対策を取るよう訴えた。国営ベルナマ通信が5月31日付で伝えた。
 
 MTUCの新型コロナヘルプデスクが活動制限令が始まった3月18日から5月27日までにホテル業界から受けた相談は678件で、内容は◆給与削減、383件◆解雇、186件◆無給休暇取得の強制、54件、◆休暇の強制、37件◆活動制限の実施関連、17件──に上った。
 
 ハリム委員長は、政府は国内観光の促進を含むホテル産業安定化のためのマスタープランを策定すべきと訴えた。また、ホテル業界を離れた元従業員の支援のためには、仕事の求人はマレーシア人を優先して、外国人労働者への依存を終えるべきと指摘した。

(提供:亜州ビジネスASEAN
 

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