ゴム手大手スーパーマックス、3Qは2倍増益

　ゴム手袋大手のスーパーマックスは、2020年6月期第3四半期（20年1〜3月）の売上高が前年同期比23.8％増の4億4,725万リンギ（約110億2,000万円）、純利益が105.3％増の7,106万リンギ（約18億円）だったと発表した。新型コロナウイルス流行の影響で、医療用を含めたゴム手袋の需要が急拡大し、業績が伸びた。
 
　第1〜3四半期（19年7月〜20年3月）の売上高は前年同期比8.0％増の12億269リンギ（約296億円）、純利益は15.9％増の1億2,599万リンギ（約31億円）。新型コロナ流行により、とりわけ3月以降の業績が伸びた。
 
　スーパーマックスは、新型コロナ流行で医療用マスクの需要が急拡大したことにより、4ヵ月分の在庫が数週間で尽きたと説明。少なくとも向こう1年半〜2年は需要が高い状況が続くとみて、生産拡大に注力するとしている。
 
　同社は生産能力を高めるため、新たに工場3ヵ所を建設中。今年3月には首都圏のセランゴール州クランで工場用地を取得すると発表した。この土地で同社16ヵ所目となる工場を数年以内に建設し、年産能力を450万枚引き上げるとしている。

（提供：亜州ビジネスASEAN亜州ビジネスASEAN）