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経済

2020年5月22日

東海岸鉄道のA区間建設、政府が計画承認

 政府は、中国の支援で進められる東海岸鉄道(ECRL)建設案件について、マレー半島東岸を南北につなぐA区間(全長210.4キロメートル)の建設計画を承認した。年央までに着工する。ザ・サン・デイリーが5月18日付で伝えた。
 
 ECRLはクアラルンプール近郊のクラン港から東部沿岸のクアンタンを経由し、マレー半島北東部クランタン州のタイ国境までを結ぶ全長648キロメートル(20駅)の路線。区間は3つに分けられており、今回承認されたA区間は、クランタン州コタバルから東部トレンガヌ州ドゥングンを結ぶ。
 
 これまでの報道によると、ECRLの総事業費は440億リンギ(約1兆894億円)。建設コストをめぐる中国交通建設との再交渉で、コストを当初より3割引き下げて進めることが昨年4月に決まった。B区間はドゥングン〜中部パハン州メンタカブ、C区間はメンタカブ〜クラン港をつなぐ。B区間ではトンネルや高架橋の工事が進んでおり、全体の進捗率は16%。2026年12月の完成を目指している。

(提供:亜州ビジネスASEAN亜州ビジネスASEAN
 

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