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経済

2020年5月21日

4月CPIは2.9%低下、運輸が2割落ち込む

 マレーシア統計局は5月20日、2020年4月の消費者物価指数(CPI、2010年=100)が117.6となり、前年同月から2.9%下落したと発表した。2ヵ月連続のマイナスで、2%を超える下落はリーマン・ショック後の2009年8月以来、10年8ヵ月ぶり。世界的な原油価格の急落に伴ってガソリンが値下がりし、運輸(21.5%下落)が大きく落ち込んだ。生鮮食品と政府による価格統制品を除くコア指数の上昇率は、前月と同じ1.3%だった。
 
 CPI上昇率がマイナスだったのは、12品目のうち3品目のみ。運輸のほか、住居・水道光熱費(2.2%下落)は前月のプラスからマイナスに転じ、衣類・履物(1.2%下落)は下げ幅が縮小した。
 
 食品・非アルコール飲料(1.2%上昇)の伸びは前月から横ばい。油脂や野菜の上げ幅が縮小する一方、コメ・パン・穀物や肉類は加速した。レストラン・ホテル(0.7%上昇)は前月の伸びを下回った。
 
 1〜4月のCPIは前年同期比で0.1%下落。食品・非アルコール飲料(1.1%上昇)など10品目でプラスとなり、運輸(6.2%下落)と衣類・履物(1.2%下落)はマイナスだった。

(提供:亜州ビジネスASEAN亜州ビジネスASEAN

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