2020年5月11日
3月の失業率3.9%、過去10年で最悪
マレーシア統計局が5月8日発表した2020年3月の失業率は3.9%となり、前月から0.6ポイント、前年同月から0.5ポイント上昇した。新型コロナウイルスの流行とその対策である移動制限措置で経済活動が停滞し、2010年6月以降で最悪となった。
失業者数は61万500人で、前月から16.2%、前年同月から17.1%それぞれ増加した。労働力人口はそれぞれ0.2%減、1.8%増の1,584万2,900人。就業者数はそれぞれ0.7%減、1.3%増の1,523万2,400人だった。労働参加率は68.6%で、前月から0.1ポイント低下し、前年同月からは0.1ポイント上昇した。
外国人労働者数は723万9,800人で、前月から0.2%、前年同月比から1.0%それぞれ増えた。
失業率は17年8月以降に3.3〜3.4%で推移し、19年10月に3.2%へ低下。その後は3.2〜3.3%で推移していたが、新型コロナ禍で悪化し始めている。