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社会

2020年4月15日

バス、鉄道の運行本数を削減、必須業のリスト見直しも

 陸運庁(LTA)は利用客の激減に対応するためバス、鉄道の運行本数を減らす。またウイルス特別対策チームは、業務継続を認めている、社会機能の維持に欠かせない業種のリストをさらに絞る。通勤する者をもっと減らすためだ。
 
 バスは15日から、MRT(地下鉄・高架鉄道)とLRT(軽便鉄道)は17日から運行間隔を広げる。ウイルス禍発生前と比べ、バス利用者は75%、鉄道利用者は71%減少した。
 
 中央商業地区(CBD)およびレクリエーション施設行きのバスは利用者が極めて少ないため、15日から運行を休止する。
 
 MRT(南北線、東西線、東北線、サークル線、ダウンタウン線)はピーク時の運行間隔を5分(従来は3分)、オフピーク時の間隔を10分(同5分)にする。トムソン・イーストコースト線はこれまでどおりで、それぞれ7分、12分間隔。終電を8時に早める。センカン・ポンゴルLRTはオフピーク時の運行を1回にする。
 
 通勤者削減も強化する。ウイルス特別対策チームのローレンス・ウォン共同委員長によると、必須産業部門に就労している労働者の20%が通勤しているが、この数をさらに減らす。このため必須とみなされる業種、業態を改めて見直すという。
 
 必須部門で働く外国人労働者は7,000人ほどで、ウイルス感染予防のため船上ホテルなどに宿泊させる。

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