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政治

2020年4月15日

外出時のマスクは必需品、回路遮断終了後も一部規制を維持

 ガン・キムヨン保健相(ウイルス特別対策チーム共同委員長)は14日のバーチャル記者会見で、ソーシャル・ディスタンシングの一環として、すべての居住者に外出時のマスク着用を義務付けると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大阻止を確実にするためだという。
 
 着用義務を免除されるのは1歳までのこども。またジョギングなど激しい運動をする際はマスクを外しても構わないという。
 
 同日、新たに感染が確認された人は334人で、大半は外国人労働者向け共同寝室(ドーミトリー)で暮らす労働者。当局は今後数日、ドーミトリーでの検査を増やすため、必然的に感染者数は増えるという。
 
 保健省は同日、サーキットブレーカー(回路遮断器)中も業務を続けている職場に対する規制の強化も発表した。支店を持つ企業は職員を1つの支店からほかの支店に配置変更することを禁止される。職務のため場所の移動が必要な労働者は規制を免除される。
 
 社会機能の維持に必要なため業務継続を認められている企業でも、感染者を出した場合、業務停止を要請される。
 
 サーキットブレーカーは5月4日に解除の予定だが、延期の可能性もある。いずれにせよ解除後もソーシャル・ディスタンシングの全面解除はせず、マスク着用義務は継続する。このためウイルス禍発生前のような生活は期待してはならないという。

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