シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP入店にマスク義務付け、規制解除後の公共輸送機関利用でも

社会

2020年4月13日

入店にマスク義務付け、規制解除後の公共輸送機関利用でも

 12日から、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、薬局、ショッピングモールに入る客はマスク着用が義務づけられた。エンタープライズ・シンガポール(ESG)と政府観光局(STB)が共同声明で発表した。ESGは貿易推進機関。

 
 小売店は入店待ちの通路に線を引き客と客との距離を確保している。フェアプライスは一時に入店できる客の数を制限している。
 
 声明は、買い物を済ませたらぶらぶらしないこと、家族、特に子どもや高齢者を連れてこないことを求めた。
 
 無症状者による感染のリスクを抑制するため政府は健康な人にもマスク着用を奨励する方針に転じているが、感染の連鎖遮断のための「サーキットブレーカー」が終了した後、公共輸送機関の利用にマスク着用を義務付ける方針だ。
 
 コー・ブンワン運輸相によれば、規制解除後は多数の住民が公共輸送機関を利用する以上、ソーシャル・ディスタンシングの施行は無理なため、妥協策としてマスク着用を強制するという。
 
 祝日だった10日は多数の住民がスーパーマーケットや公園に出かけたが、ソーシャル・ディスタンシングを守っていない人はまだ多く、当局者は40人に罰金を科した。
 
 外国人メードにとっては休日の同国人との集まりが楽しみだが、人材開発省は休日の外出を禁止した。食事購入などで外出がやむを得ない場合は、用事を済ませたらすぐ帰宅しなければならず、違反の場合、雇い主が責任を問われる。

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP入店にマスク義務付け、規制解除後の公共輸送機関利用でも