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国際

2020年3月27日

トップグローブのゴム手袋、供給網停止で出荷に足かせ

 ゴム手袋世界最大手のトップグローブは、新型コロナウイルスのまん延で世界的に医療用ゴム手袋の需要が高まる中、国内活動制限に伴い重要産業以外の工場稼働が中止されたため、出荷に必要なパッケージの在庫がわずか2週間分にまで減少した。現在、病院の需要の半分しか満たせていないという。ロイターが25日報じた。
 
 パッケージの供給メーカー、エトス・インプリント・テクノロジーの幹部は、「当社は工場閉鎖から免除されているが、稼働には当局の同意が必要」と語る。
 
 トップグローブは、今年のゴム手袋需要が前年比16%増の3,450億枚に達すると見込む。同社は世界195の国と地域に顧客を持ち、2月以降は受注が2倍となった。今後6カ月で売上高が約20%増加すると見込む。
  ゴム手袋はマレーシア勢が世界シェアの63%を占め首位で、2位タイの約18%を大きく引き離している。

(提供:亜州ビジネスASEAN

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