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国際

2020年3月30日

インドネシア製の繊維強化セメント板、AD措置発動

 貿易産業省は3月26日、インドネシアから輸入する繊維強化セメント板(FCB)に反ダンピング(AD)税を課す最終決定を下したと発表した。税率は9.14〜108.10%。ただし屋根に使うFCBは課税の対象外とする。今月21日から2025年3月20日までの5年間にわたって適用する。
 
 同省は昨年7月末、国内大手UACの訴えを受けてAD調査に着手すると発表。11月から暫定AD税を課していた。UACはインドネシア産のFCBが同国内の販売価格よりも安くマレーシアに輸入され、国内産業に打撃を与えていると主張していた。
 
 マレーシアはタイから輸入するFCBにも2014年からAD税を課している。19年9月には5年間の延長を決定しており、24年9月23日まで最大31.14%の税率を適用する。
 
(提供:亜州ビジネスASEAN
 

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