2020年3月27日
2Qの景況感、新型コロナで過去最低に=D&B
米国大手企業情報サービス、ダン&ブラッドストリート(D&B)の発表によると、マレーシアの2020年第2四半期の景況感指数がマイナス21.53ポイントの過去最低を記録した。新型コロナウイルスまん延の直撃を受け、前年同期比27.13ポイント、前期比31.74ポイントの大幅マイナスとなった。ニュー・ストレーツ・タイムズが24日報じた。
指数を構成する指標6項目がいずれもマイナスとなった。「販売量」はマイナス27.84ポイントで前年同期比34.67ポイント下落。「純利益」はマイナス40.20ポイントで、下落幅は全項目で最大の42.15ポイントとなった。「販売価格」はマイナス10.31ポイントで17.14ポイント下落。「新規受注」はマイナス26.80ポイントで37.04ポイント下落。「在庫水準」はマイナス20.62ポイントで、25.01ポイント下落した。一方、「就業水準」はマイナス5.21ポイントで、下落幅は8.62ポイントと最も小さかった。
2Qは大部分の産業分野が見通しに悲観的で、特にサービス業と運輸業が最悪となっている。D&Bはこうした調査結果を受けて、今年の経済成長率予測値を4%に下方修正した。
(提供:亜州ビジネスASEAN)