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経済

2020年3月5日

1月の輸出1.5%減、2カ月ぶりマイナス

 マレーシア統計局が3月4日発表した貿易統計によると、2020年1月の輸出額は前年同月比1.5%減の840億8,230万リンギ(約2兆1,576億円)だった。減少は2カ月ぶり。全体の4割近くを占める電気・電子製品が落ち込んだ。輸入額は2.4%減の720億8,370万リンギ(約1兆8,500億円)、貿易収支は119億9,860万リンギ(約3,079億円)の黒字だった。
 
 電気・電子製品は5.5%減少。通信設備・部品(7.0%減)や集積回路(1.2%減)の不振が響いた。電気・電子以外では、液化天然ガス(LNG)が22.8%減少。輸出量、輸出価格とも2けたの落ち込みだった。原油も輸出量が落ち込み、輸出額は1割減少。一方で石油精製品は輸出量が1.5倍に拡大し、価格の上昇もあって輸出額が6割増だった。
 
 国・地域別の輸出では、全体の1割強を占めて最大のシンガポール向けが0.9%増加。石油精製品の増加が寄与した。一方、2番目に大きい中国向けは、LNGの落ち込みが響いて5.7%減少。対日輸出は1.6%減だった。
 
 輸入では資本財が15.0%減、消費財が1.0%減と落ち込んだ。一方、燃料・潤滑剤の輸入が急伸したことなどで、輸入全体の5割強を占める中間財は3.7%増えた。

(提供:亜州ビジネスASEAN
 

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