2020年3月3日
2月の証取時価総額は2.8%減、値下がり銘柄が値上がり銘柄の3倍
シンガポール取引所(SGX)の2月の時価総額は8,472億Sドル(約66兆円)で、前月比2.8%の減少だった。1月の時価総額も1.8%の減少だった。(額の単位はすべてSドル)。
値下がり銘柄は399社で、値上がりは128銘柄だった。ストレーツ・タイムズ指数(STI)構成銘柄の時価合計は5,288億ドル(約40兆円)で4.3%減。売り圧力が大きかったのが28日で、STIは5.3%の大幅下落だった。
2部市場カタリストの時価総額は93億ドル(約7,200億円)で、4.8%の減少だった。
時価が絶対額で最も減少したのはシンガポール・テレコム(シングテル)で49億ドル(約3,794億円)減。第3四半期決算が減益だったことと、豪州、インドネシアでの競争激化が理由。
地場3大銀行も時価が減少した。DBSは32億ドル(約2,477億円)減の618億ドル(約4兆円)、UOBは20億ドル減(約1,548億円)の411億ドル(約3兆円)、OCBCは10億ドル(約774億円)減の467億ドル(約3兆6,000億円)だった。
値上がりトップは英系プルデンシャルで123億ドル(約9,523億円)増の688億ドル(約5兆円)だった。ほかに値上がりしたのは景気にあまり左右されない不動産投資信託(REIT)で、ウイルス禍の影響が大きい北アジアの保有資産が少ないREITが特に人気だった。
プライムUS・REITは約1億ドル増(約77億円)の14億ドル(約1,083億円)だった。