2020年2月24日
1月の新車販売、12%減の4.3万台
マレーシア自動車協会(MAA)が発表した2020年1月の国内新車販売台数は、前年同月比12.0%減の4万2,623台だった。前月比では22.3%減。
MAAは、旧正月休暇があって営業日が少なく、また財務省が1月初めに国産車の物品税見直しを検討していると発表したことが販売に影響したと説明している。ザ・サン・デイリーなどが20日付で伝えた。
セグメント別にみると、乗用車は11.6%減の3万9,127台、商用車は16.5%減の3,496台だった。
一方、1月の生産台数は16.6%減の4万5,416台。乗用車が4万2,527台、商用車が2,889台だった。
MAAは2月には販売が回復すると予想。物品税引き上げが行われないことが確実になったためとしている。
財務省は20年初め、国産車の物品税を見直すと表明したものの、その後1月22日には年内の引き上げはないと明言した。
19年の新車販売は前年比1.0%増の60万4,287台。国内経済と雇用情勢が安定する中、メーカーによる新モデル投入や販促活動が奏功し、16年以降では最高を記録した。
MAAは20年の新車販売が前年比0.4%増の60万7,000台になると予想している。
(提供:亜州ビジネスASEAN)