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社会

2020年2月18日

中国からの帰国・帰還者、14日間の宅内生活を義務付け

 シンガポール政府は中国から帰国・帰還した居住者(国民と永住者)および長期滞在査証(ビザ)所持者に対する検疫規制を19日から強化する。
 
 新型コロナウイルス「COVID-19」の感染拡大を予防するためので、湖北省以外の中国に過去14日の間、滞在したことのある帰国・帰還者は14日間、自宅にとどまっていなければならない。
 
 従来の措置は休暇(LOA)命令で、帰国・帰還者は14日間の休暇取得を命じられたが、食事または生活必需品の購入目的に、短時間の外出が認められた。新規制は自宅軟禁に相当する措置だ。
 
 新型ウイルスに関する特別作業チームのガン・キムヨン共同委員長(国家開発相)によると、中国に滞在している市民、長期滞在査証所持者は多数おり、春節の終了でシンガポールへの帰国・帰還を望んでいると考えられるが、新型ウイルスに感染している者がいる恐れがある。
 
 このため拡散を予防する目的で規制を強めるという。「宅内生活」通知に違反した者には厳罰をもって当たるという。
 
 湖北省に滞在していた人に対しては別個に、さらに厳しい措置が適用される。

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