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経済

2020年2月14日

ジュロン地域線駅舎と高架橋工事、中国・韓国企業が受注

 陸運庁(LTA)は13日、MRT(地下鉄・高架鉄道)ジュロン地域線(JRL)の駅舎と高架橋工事を3社に計5億9,600万Sドル(約470億円)で発注したと発表した。西部ジュロンを網羅する地域型の鉄道で、全線高架鉄道。
 
 ブーン・レイ駅舎と高架橋800メートルの設計・建設工事は中国交通建設(シンガポール支店)が1億7,200万Sドル(約135億円)で受注した。東西線のブーン・レイ駅と連結するための改修工事も含まれる。竣工は2026年の予定。
 
 ゲク・ポー駅とタワス駅舎および高架橋2本(計1.3キロ)の工事はセムコープ・インダストリーズ子会社のセムコープ・デザイン・アンド・コンストラクションが2億2,660万Sドル(約179億円)で受注した。竣工は26年。同社は現在、トムソン・イーストコースト線のマリーナ・サウス駅の建設に当たっている。
 
 新ジュロン・イースト駅舎と高架橋500メートルの工事は韓国の大林産業が1億9,740万Sドル(約155億円)で受注した。南北線と東西線の既存ジュロン・イースト駅舎の改修も行う。竣工は27年。大林はトムソン・イーストコースト線のオートラム・パーク・インタチェンジ駅の工事を手掛けている。
 
 ジュロン地域線は延べ24キロの高架鉄道で、全面開通は28年。駅から10分以内の世帯は6万を見込んでいる。車両は韓国の現代ロテム製を使用する。

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