シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP国内最大の水上ソーラーファーム、西部テンゲー貯水池に整備

経済

2020年2月12日

国内最大の水上ソーラーファーム、西部テンゲー貯水池に整備

 公益事業庁(PUB)が実施したソーラーパネル設置事業入札をセムコープ・ソーラー・シンガポールが落札した。西部テンゲー貯水池にサッカー場45面分のソーラーパネルを設置する。シンガポール最大の水上ソーラーファームで、世界でも最大規模になる。
 
 発電能力は最大60メガワットで、PUBが必要とする電力の7%を生産できる。浄水場の運営に利用する。
 
 4室のHDBフラット1万6,000戸の電力需要を賄える量で、年32キロトンの二酸化炭素排出の削減になる。道路から乗用車7,000台をなくしたのと同様の効果だ。
 
 セムコープ・ソーラーは政府系コングロマリットのセムコープ・インダストリーズの子会社。国内外1,500カ所でソーラーパネルを設置した実績がある。チャンギでは下水から飲料水を生産するニューウオーター工場を運営している。
 
 政府は太陽光発電の推進を打ち出しており、2030年には国内電力需要の4%を賄う計画だ。

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP国内最大の水上ソーラーファーム、西部テンゲー貯水池に整備