12月の流通業売上高6％増、自動車など伸び加速

マレーシア統計局が2月10日発表した2019年12月の流通業売上高は、前年同月比3.0％増の1,159億リンギ（約3兆656億円）だった。
 
伸び率は前月の5.3％から加速。3部門のうち自動車と卸売りで前月を上回る伸びだった。
 
自動車は4.5％増の124億リンギ（約3,280億円）と、前月から伸びが1.5ポイント拡大。
 
車両販売が4.7％増に加速し、修理や部品販売も4％台の伸びを維持した。
 
卸売りは5.5％増の557億リンギ（約1兆4,733億円）。食品・飲料・たばこが好調だった。
 
小売りは7.0％増の478億リンギ（約1兆2,643億円）で伸び率は前月と同じだった。
 
12月の流通業販売量指数は、前年同月比で6.0％上昇した。
 
上昇率は前月（5.7％）から加速。自動車は4.4％（前月3.2％）、卸売りは5.4％（4.9％）と伸びが拡大した一方、小売りは7.0％（7.1％）にやや減速した。
 
■4Qのサービス業6.1％増収
 
同日に発表された19年第4四半期のサービス業売上高は、前年同期比6.1％増の4594億リンギだった。
 
サービス業に従事する労働者の数は2.6％増の380万人。給与・報酬の総額は4.2％増の258億リンギ（約6,824億円）に拡大した。
 
（提供：亜州ビジネスASEAN）