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社会

2020年2月11日

重大交通事故・事故死が過去最少に、高齢歩行者の事故は増加

 交通警察のジェラルド・リム部隊長は10日、昨年の交通事故統計を発表した。死亡事故は減少したが、オートバイ利用者、高齢の歩行者の事故が増加した。
 
 全体で死亡を伴う重大事故は3%減の116件で、死亡者は6%減の117人と、1981年に統計を取り始めて以来の最少だった。交通事故死は国民10万人当たり2.2人に低下した。
 
 飲酒運転による逮捕者は3%減の1,969人で、飲酒運転事故は14%減の153件だった。一方、スピード違反は16%増の約18万件で、スピード違反事故は微増の728件だった。
 
 警察にとっての懸念材料は高齢の歩行者とオートバイ利用者の事故増加。高齢の歩行者が絡んだ交通事故は34%増の322件。うち死亡者は27人と前年より3人増えた。死亡事故の過半は、交通規則違反または信号無視による街路の横断が原因だった。
 
 オートバイ利用が絡んだ事故は2%増の4,444件、オートバイ運転手・同乗者の事故死は3%増の63人だった。
 
 このほか、赤信号無視が7%増の約6万件で、赤信号無視による事故は14%増の153件だった。

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