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社会

2020年2月11日

シンガポール航空ショーが開幕、一般公開日の入場者を制限

 シンガポール航空ショーの11日の開幕を控え、マリーナ・ベイ・サンズで10日、開幕式・前夜祭が開かれた。保健省が新型ウイルスに対する警戒レベルを引き上げたことを受け、入り口には体温を測定するサーモグラフィーが設置され、椅子にはタグが割り当てられた。来場者に新型ウイルス感染が判明した場合、接触した場所を特定できるようにするためだ。
 
 一般公開は15と16日で、主催者のエクスペリア・イベントは入場者数を制限する。既に入場券を予約している人は入場できる。
 
 出展者数も当初予定より減少した。編隊飛行・アクロバット飛行は米国と中国の空軍のみ行う。
 
 新型ウイルス対策では、入場に際し体温測定を行う。座席を利用する行事では座席にタグ付けを行う。また人と人との直の接触を回避するため、握手とは別のあいさつ方法を採用するという。
 
 中国を中心に航空機利用者は減少しており、航空機発注、保守サービスへの影響が予想されるが、前夜祭でヘン・スイーキアット副首相は、世界の航空業は今回のコロナウイルス禍を乗り越えることができると語った。ただ通常の状態に戻るには何カ月もかかるという。

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