2020年2月6日
昨年の詐欺被害は50%増の9千件、被害額は1.7億ドル
昨年は詐欺被害が急増した。警察の5日の発表によると、昨年の犯罪件数は前年比6.3%増の3万5,209件で、犯罪件数は住民10万人当たり587件から617件に増加した。増加は10年ぶり。
自動車窃盗、強盗、かっぱらいは減少した。詐欺が53.5%増の9,502件と急増した。被害額は1億6,810万Sドル(約133億円)で、16%の増加だった。
詐欺で多いのは、電子商取引(2,809件)、融資(1,772件)、セックス提供などを餌にした詐欺(1,066件)で、60%余りを占めた。
そのほかの詐欺の種類は、ソーシャルメディアを利用したなりすまし、投資、中国政府の役人と偽るなりすまし、宝くじ詐欺など。
電子商取引詐欺のプラットフォーム別内訳は、カルーセルが1,239件(44%)、フェイスブックが602件(21.4%)、ショッピーが279件(9.9%)、ラザダが197件(7%)、インスタグラムが103件(3.7%)だった。
セックスを餌にした詐欺では、アリペイ、アイチューンがプラットフォームとして最も利用された。
1件当たり被害額で多かったのは投資詐欺(530万Sドル/約4億円)とインターネット上の交流サイトを利用したロマンス詐欺(460万Sドル/約3億円)だった。