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社会

2020年2月4日

ソーラーパネル設置家屋数、16年の2倍に

 家、工場屋上へのソーラーパネルの設置が増加している。エネルギー市場監督庁によると、昨年9月時点の設置数は3,504カ所で、2016年の2倍強になった。09年の設置台数はわずか49カ所だった。
 
 自家で使いきれない電力は電力大手SPグループへの売却が可能で、電力買い取り口座を開設した顧客は2,976者。うち2,298者が住宅、678社が住宅以外の建物にパネルを設置している。
 
 昨年買い取られた太陽光発電による電力は約19万メガワット時で、4部屋のHDBフラット4万3,000戸の電力需要を賄える。
 
 環境への意識の高まりと設置費用の低下がソーラーパネル設置増の理由だ。設置請負業大手のセムコープ・ソーラーによると、設置費用は10年前の半分。5~10年で設置費用を回収できる。
 
 ドイツ出身の起業家シュミットさんは4年前、1万8,000Sドル(約142万円)で50平方メートルのパネルを自宅屋根に設置した。電気料金は月200Sドル(約1万5,000円)から60Sドル(約4,700円)に下がった。ドイツではソーラーパネル設置は極めて一般的だという。

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