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経済

2020年1月28日

19年の新車販売1%増、4年ぶり60万台超え

 マレーシア自動車協会(MAA)が1月22日発表した2019年の国内新車販売台数は、前年比1.0%増の60万4287台だった。16年以降では最高を記録。60万台を超えるのは4年ぶりとなった。ニュー・ストレーツ・タイムズなどが22日付で伝えた。
 
 乗用車は3.2%増の55万179台、商用車は17.4%減の5万4108台だった。MAAのアイシャ・アフマド会長は、「国内経済と雇用情勢が安定し、その結果、自動車市場も比較的良かった」とコメント。乗用車は年後半にとりわけ販売が好調で、各メーカーの新モデル投入や販促活動が奏功したと話した。商用車については、経済低迷の影響で企業が設備投資を減らしたことで販売が落ち込んだとした。なおハイブリッド車の販売は37.0%減の1万3049台にとどまった。
 
 19年の生産台数は1.2%増の57万1632台。乗用車は2.6%増の53万4115台、商用車は15.6%減の3万7517台だった。
 
 MAAは20年の新車販売が前年比0.4%増の60万7,000台になると予想。乗用車が0.3%増の55万2,000台、商用車が1.8%増の5万5,000台になるとみている。
 
■12月販売、14%増の5.5万台
 
 19年12月の販売は前年同月比13.8%増の5万4,842台。4カ月連続で前年同月を上回り、2カ月ぶりに2けた増となった。乗用車は16.2%増の4万9,318台となり、4カ月連続で2けた増。商用車は4.1%減の5524台で、3カ月連続で前年同月を下回った。
 
 ブランド別にみると、プロドゥアが1万8,357台でトップ。これにプロトンが1万1,117台、トヨタが8,046台、ホンダが7,235台で続いた。
 
 12月の生産台数は2.1%増の4万3,299台。乗用車が5.1%増の4万274台、商用車が25.6%減の3,025台だった。
 
(提供:亜州ビジネスASEAN
 

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