シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP12月の製造業生産高は0.7%減、通年では1.4%減に

経済

2020年1月27日

12月の製造業生産高は0.7%減、通年では1.4%減に

 シンガポール経済開発庁(EDB)が24日発表した12月の製造業生産高は前年同月比0.7%の減少だった。減少幅は前月より少なく、また前月比(季節調整済み)では4.1%の増加で、生産は安定しつつあるようだ。
 
 昨年通年の生産高は1.4%の減少になった。バイオ医学とその他製造の2部門は生産が増加したが、ほかはすべて減少だった。
 
 バイオ医学部門の12月の生産は10%増だった。医療機器生産が20%、薬品が7%、それぞれ増加した。通年の生産は11%の増加になった。
 
 電子部門の12月の生産は0.2%増とわずかながら増加。データストレージ機器の生産が貢献した。半導体も1%増と持ち直した。通年の生産高は7.4%減と、部門別で最大の減少幅だった。精密工学部門の12月の生産は7%増だったが、通年では2.5%の減少になった。
 
 化学部門の12月の生産は5%減で、通年では2%減だった。保守目的の工場の一時操業停止が響いた。その他製造部門の12月の生産は、飲食品の生産減が響き10%減だった。通年では1.5%増だった。
 
 リグ、造船、航空機保守など運輸工学部門の12月の生産は14%減で、リグなど海洋オフショアが低迷した。通年の生産は2%の減少だった。

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