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社会

2020年1月13日

ジュロン・ウエストなど7地区、水道スマートメーターを来年設置

 シンガポール公益事業庁(PUB)は、水の使用量がオンラインで、ほぼリアルタイムで分かる水道用スマートメーターを来年から本格設置する。設置・保守は無料。
 
 第1期として2023年までに、ブキッバト、ホーガン、ジュロン・ウエスト、タンピネス、タンピネス・ノース、トゥアス、テンガーの住宅、事業所30万カ所でアナログ式メーターと取り換える。水使用量が急増する、あるいは漏れがあるような場合、通知がPUBから送られてくる。
 
 ニーアンシティーで開かれた節水啓発行事でマサゴス・ズルキフリ環境・水資源相は、経済の拡大で水需要が増加する可能性や、気候変動による降雨不足の恐れを取り上げ、水の確保が危うくなるとし、節水がますます重要になると訴えた。
 
 住民1人当たり水消費量は1日141リットルで、30年の目標として設定された1日140リットルをほぼ達成した。新たな目標は同130リットル。
 
 16年と18年に北東部ポンゴルとジュロン・イースト地区ユーフアでスマートメーターを800世帯に試験設置し、5%の節水を実現した。水漏れの早期発見、節水習慣の採用による効果で、アンソニー・ローさん宅では息子が水使用量の内訳をみて、20~25分かけていたシャワー時間を減らすようになったという。

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