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経済

2020年1月9日

昨年の建設工事発注額は予想以上、この先も堅調を維持

 シンガポール建設業管理庁(BCA)によると、昨年の建設工事発注額は334億Sドル(速報値 / 約2兆7,030億円)でBCAの予想(270億~320億Sドル /約2兆1,840億円~約2兆5,885億円)を大きく上回り、ここ5年で最高になった。エクソンモービルによる既存工場拡張と独リンデ・ガスによる総合生産工場の着工が貢献した。
 
 発注額の内訳は、公共事業が190億Sドル(約1兆5,369億円)、民間事業が144億Sドル(約1兆1,653億円)。BCAは今年の建設発注額を280億~330億Sドル(約2兆2,651億円~約2兆6,712億円)と予測している。
 
 建設業は国内総生産(GDP)の3.8%を生産しており、2018年末時点で44万人余りを雇用している。うち市民が11万6,000人、外国人が32万7,000人。
 
 シンガポールのホワイトカラー労働者は建設業に就労したがらない傾向が強いが、建設業は中期的に堅調を維持する見通しで、政府は建設業への就職、転職を国民に奨励するための措置を講じる。
 
 今年の建設発注額のうち公共事業が175億~205億Sドル(約1兆4,165億円~約1兆6,585億円)と全体の62%を占める見通しだ。総合ごみ処理施設、チャンギ空港第5ターミナルの土木工事、MRTジュロン地域線とクロス・アイランド線などインフラ工事が中心だ。
 
 BCAは2021年~24年の公共工事発注を年160億~200億Sドル(約1兆2,944億円~約1兆6,181億円)と想定している。民間では統合型カジノリゾート(IR)の増設工事が開始されると、発注額が一気に増える見通しだ。

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