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経済

2019年12月19日

今年最後のCOE入札、価格が軒並み下落

 今年最後の新車購入権(COE)入札が18日実施され、落札価格が2週間前の前回入札と比べ軒並み下落した。
 
 Aカテゴリー(排気量1.6リットル以下で出力130馬力以下の乗用車)のCOEは前回より0.4%安い3万2,889Sドル(約265万円)だった。
 
 Bカテゴリー(排気量1.6リットル以上か出力130馬力以上の乗用車)のCOEは同5%安い3万6,000Sドル(約291万円)。オートバイ以外のどの車両の購入にも利用できるオープンカテゴリーのCOEは2.3%安い3万7,989Sドル(約307万円)だった。
 
 オブザーバーによると、ほとんどの販売店は今年の販売目標台数を達成しており、今後の新車登録は来年に回す意向と考えられる。購入予定者の方も同じ登録するなら新年になってから、という傾向がうかがえるという。
 
 複数ブランドを扱うプライム・グループのネオ・ナムヘン会長によると、乗用車の売れ行きは芳しくない。しかしボルネオ・モーターズが売り出す予定の新型カローラには人気が集まっている。
 
 商用車のCOEは2.1%安い2万3,200Sドル(約187万円)で、8年来の低水準。日産車代理店のタンチョン・モーターによると、年末から春節までの期間、商用車はあまり売れないという。

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