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経済

2019年12月17日

南北交通回廊、最後の3工事を中国と韓国企業が受注

 シンガポール陸運庁(LTA)は16日、地下自動車道を中心とする南北を貫く運輸基盤「南北コリドー(NSC)」の最後の3工事を発注した。着工は来年初頭で、2026年に全面開通の予定。総事業費74億7,000万Sドル(約6,042億円)のインフラ整備プロジェクトだ。
 
 北部スンガイ・セレターとイシュン・アベニュー5の間の高架橋(3.1キロ)の設計・建設を3億6,590万Sドル(約295億円)で、ワイ・フォン・コンストラクション、中国土木工程シンガポール支店、中国鉄建十一局の連合体が受注した。中国鉄建十一局はMRT(地下鉄・高架鉄道)工事を複数受注した実績がある。
 
 イシュン・アベニュー5とアドミラルティー・ロード・ウエスト間の高架橋(4.5キロ)の設計・建設工事2件は韓国の現代建設が受注した。現代建設も複数のMRT工事に携わっている。
 
 NSCは全長21.5キロ。セレター、パンアイランド、イースト・コースト・パークウエーの各高速道路と交差し、自動車の流れを分散する。バス専用レーンが設けられ、快適な乗車を実現する。地上面にはサイクリングロードを整備し、公園間道路網とつなぐ。

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