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経済

2019年11月22日

リャン・コート跡地再開発が決定、キャピタランドとCDLが推進

駐在員とその家族ら日本人在留者に親しまれたリバーバレーのリャン・コートの取り壊し、再開発が正式に決まった。推進母体は不動産大手キャピタランド、シティー・デベロップメンツ(CDL)、キャピタランド傘下のアスコット・レジデンス・トラストの連合体で、高層住宅2棟、ホテル、商業施設を建設する。

取り壊されるのはリャン・コート・モール、ホテルのノボテル・シンガポール・クラークキー(旧ニューオオタニ)、サービスアパートのサマセット・リャン・コート。

再開発後の総床面積は10万平方メートル。2024年から段階的に開業する。住宅は2棟で計700戸を建設する。商業施設を併設する。ホテルは460~475室の予定で、マリオット・インターナショナルが展開するモクシーのブランドで運営する。サービス住宅は192戸で、引き続きサマセットのブランドで運営する。

テナントは20年3月末までの立ち退きを求められている。営業を続けているのは、明治屋、ユニクロ、日本食レストラン、および複数の小さな小売店で、半分は既に立ち退いている。リャン・コートにはかつて紀伊国屋書店も入居していた。

再開発後の権益は、商業施設と住宅施設をCDLとキャピタランドの対等出資会社が所有し、サービス住宅はアスコットが保有する。CDLの不動産投資信託がホテルを所有する。

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