シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPMRTの信頼性が向上、連続運行距離が108万キロに

社会

2019年11月22日

MRTの信頼性が向上、連続運行距離が108万キロに

 
 MRTの信頼性が増し、遅延なしで連続運行した距離が100万キロを超えた。1~9月の平均遅延間隔(5分以上の遅れから次の5分以上の遅れまでの距離、連続運行された距離のこと)は108万キロだった。1~6月の平均遅延間隔は95万5,000キロだった。陸運庁(LTA)が発表した。
 
 過去12ヵ月間の移動平均では、30年前から運行している最古の南北線が143キロと最長だった。2位は東北線の138キロ。1~6月の414万キロより悪化した。東北線は距離が短いため、1回の遅延事故が遅延間隔に大きく影響する。3位は東西線の105万キロで、1~6月の69万キロから大幅に改善した。
 
 新線ではサークル線、ダウンタウン線とも平均遅延間隔は90万キロだった。ダウンタウン線は1~6月の115万キロから悪化した。MRT全体では1~9月の期間に3回、重大な遅延があった。運行距離が短い軽便鉄道(LRT)の平均遅延間隔は12万8,000キロだった。このうち、センカン・ポンゴルLRTが34万キロ、ブキパンジャン線が6万4,000キロ。LRT全体で7件、重大な遅延があった。
 
 MRT、LRTとも2017年以降、信頼性が顕著に増している。一方で利用者の間には、混雑が緩和されないことへの不満が依然ある。

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